建築模型の資格

建築模型

「建築模型技工士インストラクター」「実践建築模型認定試験」のご紹介です。

建築模型士とは?

建築物を設計する際には図面を作成します。設計や施工に携わる人は図面を見ればどのような建物なのか分かりますが、建物を発注した人、いわゆる施主は建築の知識がある人とは限りません。そのような人にどんな建物を設計したのかを説明する為に建築模型というものを作成し、プレゼンを行ったりします。その模型を製作することを生業としているのが、建築模型士です。

建築模型士として仕事をする為に、資格は必要ありません。実際に建物を作るわけではありませんからね。

ですが、民間の資格として2種類の資格があるようです。

今回はそちらのご紹介をしていこうと思います。

どんな種類があるの?

1つ目は日本デザインプランナー協会認定の「実践建築模型認定試験」です。

日本デザインプランナー協会は、各種デザイン・設計・芸術関係の分野の資格を扱っている資格認定団体です。

実践建築模型認定試験は、建築模型に関する知識や技術・技能を適切に判定・評価・認定するための試験とされており、1級・2級と難易度別の2種類の資格があります。

2つ目は日本インストラクター技術協会認定の「建築模型技工士インストラクター」です。

日本インストラクター技術協会は、教える力を中心とした技術の各スキルの水準がある一定以上であることを認定し技術の有効活用を行うことができる人材の育成を目的とした団体です。

各種模型を十分に理解したと捉え、実務において通用するレベルまで達した方を認定する試験とされており、資格取得後は、様々な知識を利用して講師活動ができるようです。

受験資格は?

どちらの資格も受験資格は必要ありません

難易度・合格率は?

どちらの資格も合格率等の情報は公開されておらず、合格基準点70%というものだけが記されています。

このように過去の問題や合格率等が公開されていない資格は比較的簡単な場合が多いようです。

新しく情報が入りましたら追記をしたいと思います。

役に立つ?

こちらは民間の資格であること、仕事をするのに資格が必要ではないこと、これらのことより、取ることで、就職・転職・昇給や収入が上がるといった資格ではありません

ですが、これらの資格は一定以上の知識や技能をもっている、もしくは知識や技能を得ようと考え行動を起こしている証明にはなります

例えば設計事務所が模型を外注しようとしたとき、AさんとBさんの2人が選択肢としてあったとします。今までの実績などの情報を事細かに得ることが難しい場合、資格の有る方を選ぶということもあると思います。

手に職を、とまではいかないまでも、自らの向上心を形にするという意味で、受験してみるのもよいかもしれません。

どんな試験内容なの?

どちらの資格も在宅での筆記試験です。送られてきた解答用紙に解答を記入し返送します。

試験内容は、建築模型に対する基礎知識や用語の知識などが問われます。

どうやって勉強したらいいの?

建築分野の基礎知識や用語、建築模型の知識や用語といったものが問われますので、書店などで、建築模型関連の書籍を一読してみるのが良いと思います。

また、通信教育で講座もあるようなので、興味のある方はそちらの資料を取り寄せてみるのも良いと思います。



申し込む方法は?

それぞれ各運営団体のホームページより、申し込むことが出来ます。

実践建築模型認定試験」 日本デザインプランナー協会

建築模型技工士インストラクター」 日本インストラクター技術協会

まとめ

  • 「実践建築模型認定試験」「建築模型技工士インストラクター」の2種類の資格がある。
  • 仕事をするのに絶対必要な資格ではない
  • 就職・転職・昇給や収入が上がるといった資格ではないが、持っているとプラスになることも。
  • どちらの資格も在宅での筆記試験。

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